手刈り除草は無心になるか

 除草していると雑念がなくなり、無心になるとよく聞くけれど、実際にそうかもしれないし、そうでもないかもしれないなどと思っている。
 そもそも無心とは、「無い、心」と書くけれど、どういう意味なのだろうか。GPChat AIに聞いてみた。

「無心とは、心の中に何も考えず、集中力を高め、自己意識を抑えた状態を指します。この状態では、過去や未来のことに頭を取られず、現在の瞬間に完全に集中しています。無心の状態では、思考や感情の浮かび上がりを受け入れつつ、それに執着せずに受け流すことができます。無心になることで、ストレスの軽減や心身のリラックス、創造性やパフォーマンスの向上など、さまざまなメリットが得られるとされています。」

 これによれば、無心というのは、自己意識を抑え自分の思考や感情をありのまま受け入れ、それでも執着しない状態のことなのかな。特に手刈りの除草が2時間を超えるような長時間になってくると、やはり次々にいろんな過去の出来事や感情、情景などが浮かんでは消えていく状態になって、それはそれとして流れていくような感覚になることがある。除草に集中できるマインドの時は、大抵は終わった後に爽快感がある。終わった後の整理された畝や、涼しくなった姿の作物を目の当たりにするからだろうか。

 そういった時は良いかもしれないが、逆に過去に固執してあの時の自分は愚かだった、とか、未来に不安になり、管理がどうしても間に合わないなどと固執し始めることもある。 僕が雑念にとらわれたり、小さなことに固執したりする時、あるいはよくないマインドになる時には、大抵しょうもないことでそうなっている気がしている。寝不足とか腹が減っているとか、コーヒーが飲みたいとか、踊りたいのに踊れないとか、妻が2日間料理してくれないとかそんなことである。はい、私は単純細胞の人間です(笑

 でも単純なそれら生活の細かな部分が、日常のよいマインドにつながってくるなら、やっぱりちょっとした自己管理で、無心になれる時間も増えるのかもしれない。変えられるのは、自分の習慣や生活なのですね。除草は奥が深い。

2024/6/10 Kosuke Kumaoka

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