新しく畑をお借りしました。

 先日、地権者さんと話がまとまって、新しく畑をお借りすることになりました。
地権者さんの家の前の畑で、畑約1反ほどの面積➕8畝ほどの竹林と栗林があります。我が家からも5分程度の距離。
 秋には栗、春には筍が取れ、山から清水が湧き出し、こんもりした山林に囲まれて風の害がないというとても素敵な場所です。
私と妻は初夏その畑を見せていただいた時に、一目で気に入ってしまいました。畑には稲科やスギナなどの雑草が生い茂り、
自然に囲まれ、生物の息吹が感じられ、収穫したことがない山の幸にも目を向けられる。管理するには大変ですが、この土地と長く付き合っていきたいという思いが強くなりました。特に、興味をそそられたのは、畑を管理されてきた方法です。先代のお父様が農業をやめてからは、ずっと刈払い機で草が背が高くなると刈るという管理をひたすら10年ほど続けていたというお話でした。私たちのようなトラクターなどを使用せず、雑草も漉き込まない、基本は生えてくる雑草を循環させる方法では、まさに理想的に管理されてきた畑です。面白いことに、草の根がびっしりで、鍬を入れようとしてもうまく入っていきませんが、支柱などはどこまでも深く刺さっていくのです。そして、日照りが続いても土の保水力が半端じゃない。深く団粒構造ができていました。作土層が深くまで達しているということと理解しました。雨が降った翌日には、田んぼのように水を含んでいる場所があったり、なだらかな傾斜地になっていたりして、畑の癖をつかむには時間がかかりそうでしたが、刈払い機で刈った後の草の勢いを見て、すばらしい生命力を感じました。

 現在は、陸稲(おかぼ)、大豆、三尺ささげ、にんじんなどの作物を作付けして見ていますが、葉の色や成長具合が無理なく、黄緑、茎や葉ばかりのびず、しっかり根をはっている様子です。

 新しい畑、これから楽しみでなりません。キャベツ、芽キャベツなどもやってみようを思っています。

写真は陸稲と大豆(津久井在来)と林に囲まれた様子。

2024/8/25 Kosuke Kumaoka

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