2024年ありがとうございました。

 大晦日ですね。あっという間の2024年、ごきげんやさいのことを振り返るといろいろあったはず‥、走り回っていてよく覚えていないことも多いですね。でも、次年度に活かすために、あえて振り返ってみることにしました。
 今年を振り返って印象深いのはとにかく、暑かったですね。夏は汗だくで、1日にTシャツを最低3枚は変えて、夕方にはふらつき始め、1日終わると倒れ込むように眠っていました。そして、いつまで経っても暑さが続き、予想はしていましたが、秋冬野菜の作付けにはとても苦戦しました。12月に入るまで、本格的な寒さがこなかったように記憶しています。色々な意味で作付け計画や作付け品目を見直す必要があるなと感じました。

 暑さとともに厳しかったのは、雨が全く降らないことが1ヶ月近く続いたり、降り出すと土砂降りだったりしたことで、
蒔いた種が発芽しなかったり、発芽しても生育しなかったりしたことも多かったですね。これも昨年の経験から想像はしていましたが、発芽したものが生育せず枯れたり、種の蒔き直しが続いたり、生育しても障害が出てしまったりすることは、残念でならなかったです。次年度からは、必要に応じて水やりを行うことも視野に入れていきたいと思います。

 他にも、気候が厳しいと家族の体調不良はつきもので、体調不良があるたびに特に追い詰められる思いでした。特に妻の不調は、家事も育児も滞るのできつかったです。最後に自分自身の休みがなくなってしまったこと、これは本当に来年に残る課題だと思います。農業を主に、週2回福祉のガイドヘルパーをしていたことから、ほぼ休みなしの1年となりました。そのため、自分の精神状態を客観的に振り返る時間がうまく持てなかったように感じています。人にはぼんやり振り返る時間が本当に大切ですね。身に染みて感じます。

 いろいろと厳しいことも多かった2024年ですが、僕らにとっては就農2年目のフレッシュな時期。厳しさ以上に喜びが大きかったと思います。発芽した時の喜び、新しい作物や品種を育てる喜び、土が豊富な微生物で満ちているとわかった時の喜び、お客様と当園の野菜のおいしさを共有できた時の喜び、時折見られる畑の生物の営み、美しい夕焼け、豊作、そうしたことの一つ一つが自分自身の生命力にもつながって、肉体的な辛さを強い印象に残すことなく、毎日の農作業を前向きな姿勢で行うことができたと思います。

 最後になりますが、2024年度の収支は、約80万の黒字です。利益率は40%ぐらい。農業車や仕事用のパソコン、ビニール資材など大型のものを購入したので出費は大きかったですが、それでも次年度から向上していける自信をつけることができました。
 うちは子供たちが今小学校6年生(女児)と小学校4年生(男児)です。これからの教育費を考えると今年の収入は十分ではありませんが、これから農業を続けていった先に収入面で明るい未来もあることをイメージできています。これは、ひとえに師匠たちの小農経営モデルのおかげです。

 2024年、支えてくださった皆様のおかげで自分自身が満足し家族が健康にあることができています。感謝に絶えません。本当にありがとうございました。2025年もごきげんやさいをどうぞ宜しくお願いいたします。

 写真は大豆です、ずっと作りたかったけど上手くできなかった大豆。新しくお借りした畑でたくさんできました。
来年2月ごろにはセット野菜に入れていきたいと思います。

皆様良いお年をお迎えください。

2024/12/31 Kosuke Kumaoka

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