秋冬野菜の育苗と苗の購入

9月に入りました。猛烈な暑さが続いています。

今年は8月11日から秋冬野菜の育苗を開始しています。
毎年苦戦する真夏の秋冬野菜の育苗。試行錯誤です。

今年の工夫ポイントは、

①育苗培土購入((株)サンシン
 自家製の腐葉土ではウィルスや害虫が発生しやすく、養分の調節も難しかったため(2023年、2024年)。

②井戸水を利用して水やり
 雨水だけでは足りなくなることが多かったため。

③防虫ネットをできるだけ開け閉めしない(虫が入らないように)
 小さい蛾やアブなどが入り込み、多くの幼虫に食べられてしまうことがあったため(2023年、2024年)。

④白いプラグトレーを使用する(一部)
 黒いプラグトレーよりも熱を分散して暑くなりすぎないため

⑤寒冷紗をこまめに開け閉めする(10〜11時の間に閉める。15時〜16時の間に開ける)曇りの日は開けておく。
 寒冷紗を開け閉めしないと苗を徒長(茎がひょろ長い苗になるとその後が強く育たない)させてしまうため。

などなどです。

下の写真のようにやりました。毎年の経験が少しずつ活かされて精度が上がってきている部分もありますが、
まだまだのようで、9/2の現時点でうまく育たないものが出てきてしまいました。
白菜は順調なのですが、キャベツやブロッコリーの苗が本当に揃わない。

原因は高温の影響もありますが、防虫ネットを開け閉めせずに水やりをすることが多かったために、
トレーの乾く部分と必要以上に水分過多になってしまう部分が出てきてしまったことがあります。
結果水分が多かった部分は発芽不良に、少なかった部分は焼けてしまったり部分的に発芽したりする状況になりました。

 秋冬野菜の苗づくりは、だんだんと短日になる冬に向けてスピード勝負。キャベツやブロッコリーは、大体9月下旬までに定植をしないと年内の収穫ができないこととなります。そのため、ブロッコリーの苗だけは購入いたしました(黒沢種苗さんhttps://kurosawaseed.com/。)

 有機栽培の苗はほとんど市場に出ないのが現状で、このような定植時期に直ぐには購入が困難ですので、
で普通の苗を1トレー(128本)購入いたしました。

 これは、化学肥料も農薬も使用されている苗ですので、2025年のブロッコリーについては、完全な有機栽培でないものも扱うこととなります。無農薬を期待されているお客様には大変申し訳ありません。特にブロッコリーは、冬には確実にお届けできるようにしたく苗の購入いたしました。

 補足ですが苗の時点で使用された農薬は、出荷の際に検出されたり、野菜の中に含まれるということはまずありません。ですので人体への影響はない(ほぼゼロ)と考えられます。その点はご安心いただけたらと思います。それでも農薬が気になる方はメールなどで教えていただけたらと思います。

 まだ、ブロッコリー以外の苗に関しては自分たちで改善しながら頑張っていきますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

Kosuke Kumaoka

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