草刈りに始まり、草刈りに終わる
こんにちは。功丞です。
この6月で1年間の農業研修を終了して、独立就農致しました。やっと、スタート地点に立ったところですが、いざ独立してみるとやることが山積み。でも、やることに溢れているって幸せなことだななんて思っております。
さて、今日は早朝から草刈りに始まり、夜もまた草刈りに終わりました。僕はとても草刈りが好きです。特に鎌を使用した草刈りでは、まずしゃがんでいる姿勢、左手で草をつかみ、右手で鎌を引くという動作そのものにも魅力がありますし、地面に手をつけているとダイレクトにミクロの世界を楽しむことができるからです。だから、草刈りは発見が多いですね。
今朝、空芯菜の畝を鎌で刈っていると、おやおや、発芽したばかりの空芯菜がちょっきり切られている。はい、ネキリムシ(カブラヤガの幼虫)ですね。大きくなった幼虫は昼間土の中に潜り、夜間に這い出してきて株の根元を切断。 大きくなると摂食量も多くなり、一夜のうちに1頭が数株を切断し、食べるらしいのです。5、6月は彼らの活動期なんですね。空芯菜およそ15株ほどやられてしまいました。
でもこのネキリムシさん、雑草も大好きみたいで、雑草の方へ行ってくれないかなと期待をして畝の上は綺麗に除草し種を蒔いたのですが、まだまだ甘かった見たいです。 雑草と共にやっているような僕のような畑では、種まき前の畝の準備って大切かも、一週間前には片付けて虫さん達にも引っ越ししてもらう、って感覚の方がいいかななんて感じました。今回は、カブを片付けてすぐに空芯菜を蒔いたので。
そんなこんないろいろと考えながら草を刈る1日でした。感謝。
2023/6/5 熊岡功丞