6/8 野菜セット
こんばんは、功丞です。昨日も野菜セットをつくりました。おかげさまで、1日に8件のお宅に野菜セットを発送することができました。野菜たちが輝いているままに箱に詰められ、大切な人たちへ送られるということを思うと、とても嬉しいです。
一方で畑の野菜たちを送り出す行為というのはなんだか複雑です。単純に見れば生産し収穫し発送する、誰かが食べるという流れです。また、ある側面で見れば、殺生して命をいただくことに他ならない。僕は、どちらかというと後者の感覚でいることが多いかもしれません。それにそういう感覚でずっといたいのかもしれないと思っています。野菜はただの野菜ではなく、一つの命だなとダイレクトに感じます。一つの命が誰かの人の命を繋ぐことになるんだなと考えると、この仕事の奥深さを感じます。
以前、久保寺師匠と生産者の視点や心持ちについて、話をする機会がありました。例えば、畑にある野菜がもう大きくなり過ぎて、今すぐに出荷しないと間に合わないとか、もう盛りを過ぎてしまったものばかりを集めてマルシェに出荷するとか、生産者からよく聞く話があります。そういう僕もやはり、大きくなり過ぎてしまったものや盛りをすぎてしまったものを畑の隅に積んで「養分になるさ」、と思っていたりします(一つの野菜が一つの命という感覚と非常に対極にある行為で、矛盾しますね( ; ; ))。なんだか、そんな時は、君たちは輝いているのに「本当にごめんよ」という気分になります。このような生産者のマインドが続くと不健全ですよね。だから、作付け量のバランスや収穫適期を逃さないこと、経営感覚はとても大事だと、久保寺師匠に教えていただきました。
野菜たちが持っている生命力やかがやきが一番良い時に、送り出す量にちょうど良いお客様が私たちと共にいてくれるか。野菜たちを受け入れてくれる人たちとちゃんと繋がっているかどうかがとても大切だと思います。そして、生産者として、野菜を作付ける適正量を知り、一番良いタイミングを逃さないこと、これから先僕が農家として磨いていかねばならないことです。
6/8 ごきげんやさい Mセット
6/8 ごきげんやさい Sセット