雨の偉大さ

 2023/5/14

露地野菜をつくっている農家さんは、みなさん雨を有効に利用していると思います。私の師匠もよく「雨は偉大だ」とか、雨が植物に与える影響の大きさをお話ししていますし、雨の前は何かと忙しい。雨の活用を知っているからですね。農業をするようになって、雨がとても待ち遠しくなったり、恵みだと思うようになったり、プラスに考えるようになりました。

 植物の成長には水が必要不可欠。でもその水は人間のようにいつでも欲しい時に利用できるわけではありません。特に私たちは育苗を除いては、ほとんど水やりをしません。植物や野菜たちは根っこのネットワークを利用して水分を取りにいったり、朝露を利用したり、自分の身体の中に蓄えたりするなど様々な工夫をして自然の水を利用しています。だから何日も雨が降らなくても丈夫なのですね(もちろん限界はありますが)。不思議ですね。

 そして大抵の場合、雨の後は野菜がぐんと大きく成長します。水を利用して土に根っこを伸ばし、より多くの養分を取りに行けるのでしょう。果菜類の苗が定植ラッシュを迎えるこの時期、雨の合間をぬって定植するのはなんとなくワクワクします。雨を利用して早く活着してくれると良いなと願って定植ができるからです。

 それはもう素晴らしい自然の恵み、雨、偉大です。

写真は、とうがらし きゅうりの苗。本日定植完了しました。夏を楽しみに。

 

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